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ホームヘルパーという仕事の魅力
SPECIAL TALK
ホームヘルパーをしよう!という動機は人それぞれ・・・『他人の料理を作るなんて・・・』
『一人で訪問して何かあったらどうしよう・・・』イメージが先行しているホームヘルパーの仕事ですが、
先輩職員に新任時代を思い出してもらい、今と昔を語ってもらいました
働く前のイメージ(漠然とした不安・・・)
ホームヘルパーとして働く前にイメージしていた
漠然とした不安があれば教えてください
●社会の中で「何か役に立つ仕事がしたい」と思い、働き方が選べるということにも興味を持ち53歳で資格取得を
目指した(介護職員初任者研修)ものの、研修の講師の方は若い方が多く、一緒に受講していた人も若い人が多
い!?・・・自分に求められる仕事があるのだろうか?務まるだろうか?と不安がありました。
●人の家で料理なんて作れるかな?自分の家でも失敗するのに大丈夫かな?作ったことのない料理を頼まれたらどう
しよう?など調理援助に不安がありました。
●ご利用者と一対一で対応することが多く、責任やプレッシャーを感じていました。
●自分に食事介助や排せつ介助ができるのか、不安でした。
ホームヘルパーの仕事はあまり仕事内容を知りませんでしたが、
ただ「しんどそう」「大変そう」と思っていました。
●テキパキと要領よく動ける方ではないので、自分で務まるのか、不安でした。
それまで専業主婦で、親の介護や3人の子育て、PTA役員などはしてきましたが、
仕事ができるのか不安がありました。
●一対一の環境の中、自分にコミュニケーションがとれるのかな?感染症なんかは大丈夫かな?セクハラみたいなの
はないのかな?と不安でした。
『私でもやれる!』
ホームヘルパーの仕事を実際してみて、
働く前のイメージとギャップがあれば教えてください
●実際働き出してみると、ヘルパーの年齢層は幅広く、ご利用者にも受け入れていただけます。経験を積みながら、
元気に働き続けたいと思え、心身の健康を心がけています。
●時代が変わって、スマートフォンという強い味方ができました。献立は検索すれば簡単!だし醤油などの新しい調
味料も出てきて、不安だった調理援助も毎日やっていると自然とできるようになりました。
●一対一というプレッシャーはありますが、ご利用者一人一人に寄り添って、その方に合わせた介護サービスが提供
できます。コミュニケーションを重ねることで、訪問するたびに関係作りができます。訪問をとても喜んでいただ
き、「ありがとう」と言われることに、自分もうれしく、自信につながっています。
●「自分にはできない」と思っていましたが、やってみると意外と自分でもできる気が沸いてきます。自分が生活し
ている中で行っている内容と仕事の内容が似ており、「やったことはない」動きではなく、掃除や洗濯、調理な
ど、一回はやったことがあることばかりです。6時間、8時間とずっと同じ場所で働くわけではなく、ホームヘル
パーの仕事は1つ1つの時間が区切られているので、プライベートと両立(仕事と仕事の合間に家事や自分の自由
時間に充てることができる)がしやすく思います。
●「要領よく、テキパキ動けるか」心配でしたが、ご利用者もいろいろな方がいらっしゃいます。「ゆっくり丁寧に
動いてもらった方が、こちらも慌てずにすむから良い」と言ってくれる方もいます。入社後はしばらく短時間で働
かせてもらい、子どもの手が離れるタイミングで仕事の量を増やしてもらいました。その後、孫ができ、今は又短
時間で働かせてもらっています。働き方は職場に相談するとすぐに対応してくれます。
●最初は「高齢者の方は怖い(昔の意地悪ばあさん的な・・・)」というイメージがありましたが、皆さん優しい方
ばかりです。いろいろな病気や体が不自由で大変なのに、ヘルパーに気を遣ってくれる方が多く、大きい心を持っ
ていると感じることが多々あります。
●人見知りな私で、新任当初は訪問の度に緊張の連続でした。でもしばらくすると気づくんです。ご利用者はヘルパ
ー以上に不安や緊張があることを。でも優しく接してくれて、最後にはいつも「ありがとう」と言ってくれます。
ドラマティックな人生ドラマのわき役に
ホームヘルパーの仕事の醍醐味は?
●ご利用者は60年、70年、80年と苦労も楽しさも経験してきた大先輩。訪問先で聞くとまるでドラマのようです。
ホームヘルパーの醍醐味はそのドラマティックな人生ドラマのわき役になれること。
●人生100年時代。誰しも”親の介護”を経験する可能性があります。明日は我が身。ご利用者やそのご家族の気持ち
を間近で感じることができます。介護される側・する側の気持ちはやってみないとわからない。そんな貴重な体験
ができるのも醍醐味です。
●この仕事は感情が動かされる仕事です。ご利用者の中には”住み慣れた自宅でいつまでも居たい”と思っている方も
多い一方で、色々な事情で施設や病院で最期を迎えられる方もいます。何カ月・何年も訪問していると、ふとその
方に想いを馳せる時があります。人生の最期を支援させてもらう仕事だからこそ、「私が最後に会った人になるか
もしれない」と常に思います。1日1日「又、来ます」「又、来てね」の一言一言を大切ししたいと思います。
●施設の介護職を経験したことがあるのですが、どうしてもお一人お一人に深く関わることができませんでした。そ
の点ホームヘルパーは限られた時間ですが、ご利用者一人一人に向き合うことができ、しっかりケアができます。
深く関わってあげることができるのも醍醐味です。
大切にしたいこと
ホームヘルパーの仕事で大切にしていることは?
●この仕事は感情が動かされる仕事です。ご利用者の中には”住み慣れた自宅でいつまでも居たい”と思っている方も
多い一方で、色々な事情で施設や病院で最期を迎えられる方もいます。何カ月・何年も訪問していると、ふとその
方に想いを馳せる時があります。人生の最期を支援させてもらう仕事だからこそ、「私が最後に会った人になるか
もしれない」と常に思います。1日1日「又、来ます」「又、来てね」の一言一言を大切ししたいと思います。
●ご利用者の中には独り暮らしの方や老老介護・認認世帯の方も多く、訪問している時間だけではなく、訪問後、独
りになる時間を意識しています。「私が帰った後に事故がないように・・・」を心がけています。
●昔、自分のおばあちゃんが訪問入浴のお世話になりました。介護者家族の立場で考えると、”良いヘルパーさん”と
の出会いはとても大切なことです。『このヘルパーさんなら任せても安心』とご利用者やご家族から選ばれるヘル
パーさんを目指しています。
やっぱり”チーム”でケアすることが大切
今までホームヘルパーの仕事を辞めずに続けることができているのは?
●ホームヘルパーの仕事は”一人でする”イメージが強いですが、ご利用者のケアについて一人で悩んでいたら、きっ
と続けられなかったと思います。事業所にはサービス提供責任者やご利用者に同じく訪問に入っているヘルパーが
います。相談したら聞いてくれる仲間・悩みを共有・共感してくれる仲間がいたことが辞めずに続けることができ
ている理由の1つです。
●ご利用者の「辞めんといてな」の言葉は心に響きます。
●飽き症の私ですが、ホームヘルパーの仕事は、毎日が新鮮です。十人十色のご利用者や同じご利用者でも毎回、会
話が違って、そこがおもしろい!飽きることなく続けることができています。
●ホームヘルパーの中でもいろいろな見方・考え方を持っている方がいます。ご利用者のケアについて相談したとき
も、色々なアドバイスをもらうことができます。
これからのホームヘルパーさんに一言!
これから働く”ホームヘルパーさん”にメッセージをください!
●”今日は一番若い!”という言葉が好きです。興味・好奇心を持ったら、まずは動き出してみましょう!自分のン生活スタイルに合わせて仕事・家族との時間・自分の時間(趣味)を楽しもう!仕事させていただけて「ありがとうございます」ご利用者からの「ありがとうございます」は心地よいですよ!
●人生100年時代。この仕事をしているからわかる!老後の貯蓄は絶対必要です!
子どもの教育費から解放された今、自分のために働きましょう!
●高齢者の方は人生経験が豊富です。お話を聞いていると勉強になります。
大変なこともありますが、それを超えるとてもやりがいのある仕事です。
●「自分にできるかな?」と思っている人、ホームヘルパーの仕事に対して
ネガティブな印象を持っている人は一度やってみることが一番だと思います。
自分が考えているよりも働くことができます。自分の家事力アップにも!?
●ご利用者やそのご家族から感謝の言葉をいただけることで、大きなやりがいを感じることができるのが
この仕事の魅力だと思います。
●まずは「やってみよう!」という気持ちがあれば大丈夫!技術面も大切ですが、人と人との関わりも大切で、
訪問するうちにヘルパーが来るのを楽しみに待ってくださる人もいます。
最初は「人の役に立てれば」という気持ちでしたが、今はやりがいを感じ、自分のためになっています。
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